2007年7月6日金曜日

檜扇


7月に入って、京都はいよいよ祇園祭の季節です。
祇園祭りは、別名「屏風祭り」とも呼ばれます。
普段は質素にしつらえている鉾町の商家が、この時だけは代々受け継いできた屏風を飾り、道行く人々の目を楽しませる。
そんな風習から、檜扇を屏風に見立てて、活けられるようになったそうです。
宵山や宵々山の賑わいの中で、鉾や山を見て歩くのも、お祭り気分を満喫できますが、人ごみが苦手な私の楽しみ方は少し違います。
朝、まだ人通りの少ない時間帯に、ゆっくり鉾や山を見て回るんです。
きれいな空気の中、静まり返った通りで、鉾に掛けられた古い異国のゴブラン織りの布や、年季の入った木製の本体を間近で見るのは最高の贅沢。
さあ、今年も早起きをしていっぱい見て回ろう!
早稲田

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