2007年11月25日日曜日

11月その4 赤芽柳、水仙

今回のお花は「赤芽柳」と「水仙」です。
赤芽柳は枝先の面白い曲がり具合をそのまま生かして
すとんと活けました。
ふっくらした芽がいっぱいに芽吹いています。
小さいながらも凛とした水仙は、寒いこの季節に咲く
大好きなお花です。
周りの空気までも浄化する、そんな気品を感じます。
気を引き締めて、すがすがしく毎日を送りたい。
そんな気持ちを込めた今回の生け花です。

2007年11月19日月曜日

11月 その3 アイリス

今回のお花はアイリスです。
実物は深いビロードのような紫色なのですが、写真に撮ると
どうしてもその色が出ず、青色になってしまいます。
本物の色がお伝えできず残念です。
ギリシャ神話の虹の女神イリスに由来したお花で、
天と地にかけた虹から地上へ下ってこの花に姿を変えたと
いわれます。
花言葉は『使命』、きりりとした姿にぴったりです。


2007年11月12日月曜日

11月その2 アザミ

 朝、事務所に行くと花器が衣替えしていました。
 とっても嬉しい驚きです。
 それも大好きな渋い信楽焼きです。
 枯れた風合いがこれからの季節にぴったりです。
 早速アザミを生けました。
 素朴な花器に合わせて、奇をてらわず自然な感じに。
 とても素敵です。

 アザミというと赤しか見たことがなかったので、このピンクの
 色には少々驚きました。
 こんな優しい色合いでも、葉先にはやはり鋭いとげがあります。
 気をつけて扱わないとちくちくと刺されてしまいます。
 野性っぽいお花ほど繊細に扱わなくてはなりません。

 事務所付近の街路樹が、冬に向かって一部枝を払われて
 寂しい風景になってしまいました。
 ますます室内のお花に心が和みます。
 

2007年11月2日金曜日

11月その1 さんざし、孔雀草












今回のお花は綺麗な赤い実をつけた「さんざし」と孔雀草です。
お花を選ぶとき、赤い実と紫の花の組み合わせはどうかなと思ったのですが、
実際に生けてみると事務所の中がパッと華やかな雰囲気に変わりました。
良かったです。
最近うんと涼しくなってきたので、お花の持ちがとても良くなりました。
前回の椿の咲き残ったものや、孔雀草の残りなど小さなお花がどんどん
増えてゆきます。
これからの季節、少しのお花を活ける小さなガラス瓶が大活躍です。
あちらこちらに飾って楽しみます。