2007年7月28日土曜日

7月その4  蔓うめもどき、アクティバ

京都は本格的な夏を迎え、日中は茹だるような暑さです。
日傘を差していても、激しい日差しに肌がぴりぴり痛みます。
こんな季節は、お花を選ぶのも一苦労。皆が帰った後の事務所は、風も通らず、きっと蒸し風呂のような暑さになっていることでしょう。
弱いお花だと、一晩で、シオシオノパー(ブースカ知ってますか?)です。そこで「蔓うめもどき」です。小さな青い実が涼しげで、ピンクのアクティバと合わせると、なかなか力強いお花になりました。
横に伸びたつるを切るのはもったいないので、長~いままです。
事務所のみんな、あたらないように気をつけてね。
早稲田

2007年7月23日月曜日

7月 その3 モンステラ、カーネーション

今回は、グリーンが目に鮮やかなモンステラの葉と、シックな色合いのカーネーションです。
数年前からバラやカーネーションなどで、深~い真紅のものがお花屋さんに出回っています。
普通、お花といえば明るい綺麗な色のものが主流だったので、初めてこの色合いを見たときは、驚きました。
でも何とも言えない深いシックな色調を見ていると、古いセピア掛かった写真を目にした時や、昔のフランス映画を見ているようなノスタルジックな雰囲気が楽しめて、だんだん好きになりました。
写真ではなかなか上手に写せなくて、皆さんにお伝えできないのが残念なのですが、結構ステキかも。(ウフフ…自分で言っちゃいました)
うちわみたいなモンステラの大きな葉っぱも夏らしくて好きな花材の一つです。
年々、お花の種類も増えており、組み合わせの楽しみが広がります。
早稲田

2007年7月16日月曜日

7月その2 糸ススキ、リンドウ、姫檜扇、川原撫子


今回は、糸ススキがメインです。

お花屋さんで、涼しそうな「糸すすき」に惹かれたので、これに合わせて繊細なお花で全体をまとめてみました。
オレンジ色のお花は姫檜扇、足元の薄ピンクのお花は川原なでしこ。いずれもはかなげで、優しく女性的な雰囲気のお花です。

雨模様のお天気が続いているせいか、選ぶお花も内向的になってしまいました。
そこで、力強いリンドウの登場です。濃い藍色が、ぼんやりしていた全体を、きりりと引き締めてくれました。頼りになるなあ。
晴れ渡った雲一つない青空、見渡す限りの紺碧の海、私の大好きな青の世界です。
もうこれ以上各地に雨の被害が出ないで、早く平和な青空が日本中を包んでくれますように。

早稲田

2007年7月6日金曜日

檜扇


7月に入って、京都はいよいよ祇園祭の季節です。
祇園祭りは、別名「屏風祭り」とも呼ばれます。
普段は質素にしつらえている鉾町の商家が、この時だけは代々受け継いできた屏風を飾り、道行く人々の目を楽しませる。
そんな風習から、檜扇を屏風に見立てて、活けられるようになったそうです。
宵山や宵々山の賑わいの中で、鉾や山を見て歩くのも、お祭り気分を満喫できますが、人ごみが苦手な私の楽しみ方は少し違います。
朝、まだ人通りの少ない時間帯に、ゆっくり鉾や山を見て回るんです。
きれいな空気の中、静まり返った通りで、鉾に掛けられた古い異国のゴブラン織りの布や、年季の入った木製の本体を間近で見るのは最高の贅沢。
さあ、今年も早起きをしていっぱい見て回ろう!
早稲田

2007年7月4日水曜日

番外編

春に買ったミニバラの鉢植えが我が家のベランダで2度目の花を咲かせてくれたので、事務所に一輪お裾分け。

毎朝ベランダで空を眺め、外気を吸いながら、エアコンの室外機の横に並べたいくつかの鉢植えに水やりをしています。
普段から独り言の多い私ですが、この時間がMAX!
うわ、新しい蕾が出てる!いや、またこんなに蔓伸びてるやん。等など…。
花が終わってほとんど丸刈りにした紫陽花が芽吹き、あっという間に大きな葉っぱに成長したり、ぐんぐん蔓を伸ばすアイビー等を観察していると、草花の生命力の強さに毎日感動です。
室外機の熱風で鉢植えが痛んでしまうのでクーラーは我慢。
リビングはちょっと温室状態です。
でも可愛いこの子たちのため、暑さもなんのその。
毎朝、空と植物からパワーを頂き、一日がスタートです!
早稲田