2007年12月24日月曜日

12月その4 百合(セーラ)

今回のお花は百合です。
最近お花屋さんで売られている百合の種類が大変多く、
見ただけでは何という名前なのか分からないものが
いっぱいです。
今回の百合もそのひとつ。
名前は「セーラ」です。
綺麗な濃いピンク色で、しっかりした大きめのお花。
見た目の美しさだけでなく、香りもしっかりと楽しめます。
一枝挿すだけで存在感のあるお花です。
今年も残りわずか、次回はいよいよお正月のお花です。

2007年12月16日日曜日

12月その3 梅もどき、チューリップ

今回のお花は「梅もどき」と「チューリップ」です。
12月も半ばを過ぎ、今年も残すところあとわずかです。
友人たちと会うたびに、「今年も早かったねー。」が
合言葉になっています。
そろそろ、お正月のお花は何を生けようかと考える時期です。
そのせいか、「新春」「初春」をイメージするお花にばかり
目がいってしまいます。
選んだのは綺麗な朱色の実をつけた「梅もどき」と
真っ白な「チューリップ」。
紅白の組み合わせで、清清しい雰囲気になりました。
春を待つ、そんな今回のお花です。

2007年12月10日月曜日

12月その2 クリスマスホーリー


































今回のお花は「クリスマスホーリー」
西洋ヒイラギです。
この季節お花屋さんの店先や、ディスプレイでよく見かけます。
西洋ヒイラギは綺麗な赤い実をつけますが、日本のヒイラギは
赤い実をつけません。
どちらもぎざぎざした葉っぱを持ちよく似ていますが、
西洋ヒイラギはモチノキ科、日本のヒイラギはモクセイ科の
植物です。
邪鬼の侵入を防ぐ力があると信じられて、庭木などで
よく見かけているせいか、よく似たこの西洋ヒイラギにも
神聖な雰囲気を感じます。 

2007年12月3日月曜日

12月その1 芍薬

 今回のお花は、冬なのに芍薬です。
 お花屋さんで見つけて驚きました。
 芍薬といえば5月~6月、初夏に咲くお花です。
 食べ物も季節はずれのものが出回ったりしますが、
 この時期の芍薬はびっくりです。
 季節はずれとはいえ、大好きなお花なので
 迷わず買ってしまいました。
 思えばこの「花便り」、第1回目はこの芍薬から
 始まりました。
 毎回色々なお花を活けてきて、半年後にまた最初の
 芍薬に戻ったのは少し不思議な感じです。
 半年前の自分より少しは成長できているか、
 立ち止まって反省する良いきっかけになりました。

2007年11月25日日曜日

11月その4 赤芽柳、水仙

今回のお花は「赤芽柳」と「水仙」です。
赤芽柳は枝先の面白い曲がり具合をそのまま生かして
すとんと活けました。
ふっくらした芽がいっぱいに芽吹いています。
小さいながらも凛とした水仙は、寒いこの季節に咲く
大好きなお花です。
周りの空気までも浄化する、そんな気品を感じます。
気を引き締めて、すがすがしく毎日を送りたい。
そんな気持ちを込めた今回の生け花です。

2007年11月19日月曜日

11月 その3 アイリス

今回のお花はアイリスです。
実物は深いビロードのような紫色なのですが、写真に撮ると
どうしてもその色が出ず、青色になってしまいます。
本物の色がお伝えできず残念です。
ギリシャ神話の虹の女神イリスに由来したお花で、
天と地にかけた虹から地上へ下ってこの花に姿を変えたと
いわれます。
花言葉は『使命』、きりりとした姿にぴったりです。


2007年11月12日月曜日

11月その2 アザミ

 朝、事務所に行くと花器が衣替えしていました。
 とっても嬉しい驚きです。
 それも大好きな渋い信楽焼きです。
 枯れた風合いがこれからの季節にぴったりです。
 早速アザミを生けました。
 素朴な花器に合わせて、奇をてらわず自然な感じに。
 とても素敵です。

 アザミというと赤しか見たことがなかったので、このピンクの
 色には少々驚きました。
 こんな優しい色合いでも、葉先にはやはり鋭いとげがあります。
 気をつけて扱わないとちくちくと刺されてしまいます。
 野性っぽいお花ほど繊細に扱わなくてはなりません。

 事務所付近の街路樹が、冬に向かって一部枝を払われて
 寂しい風景になってしまいました。
 ますます室内のお花に心が和みます。
 

2007年11月2日金曜日

11月その1 さんざし、孔雀草












今回のお花は綺麗な赤い実をつけた「さんざし」と孔雀草です。
お花を選ぶとき、赤い実と紫の花の組み合わせはどうかなと思ったのですが、
実際に生けてみると事務所の中がパッと華やかな雰囲気に変わりました。
良かったです。
最近うんと涼しくなってきたので、お花の持ちがとても良くなりました。
前回の椿の咲き残ったものや、孔雀草の残りなど小さなお花がどんどん
増えてゆきます。
これからの季節、少しのお花を活ける小さなガラス瓶が大活躍です。
あちらこちらに飾って楽しみます。

2007年10月25日木曜日

10月その5 椿

   
 今回はシンプルに椿だけを投げ入れにしました。
 写真では分かりずらいのですが、葉っぱに守られるように
 大きな蕾や小さな蕾がたくさん付いています。
 すぐにもほころびそうなものは二つです。
 椿はたくさんの種類があります。
 この花は開くとどんな様子になるのでしょうか?
 蕾から開花まで、日々眺めながら楽しみます。
 早稲田
 
 

2007年10月20日土曜日

10月その4 赤芽柳、アスター、コスモス

前回の赤芽柳が新らしい若葉を芽吹かせました。
若草色の、とても可愛い葉っぱです。
そして花瓶の中の茎からは、真っ白な根らしきものも。
植物のパワーはもの凄いものがあります。
それとも、我がサイエンス事務所のパワーの影響?
赤芽柳はそのままに、アスターと季節のコスモスを組みあわせました。
益々パワーアップしますように!   早稲田



2007年10月15日月曜日

10月その3 赤芽柳、ロンバルディア

         今回のお花は「赤芽柳」と「ロンバルディア」です。
         しなやかで真っ直ぐ上に向かって伸びる柳の枝に、
         元気いっぱいの綺麗な芽がたくさん芽吹いています。
         名前の通り赤色の部分があったり、グリーン色の部分があったり
         とても美しく力強い柳の枝です。
         合わせたのは、ロンバルディアという名前のゆりです。
         カサブランカ、シベリア、ソルボンヌ、コブラあたりはお花を見ると
         すぐに名前が浮かぶのですが、どんどん新しいものが出てくるので
         名前を覚えて実際のお花と記憶を一致させるのは大変。
         でも、とっても楽しい苦労です。
                                      早稲田
         


2007年10月8日月曜日

10月その2 まゆみ、クレマチス

        今回のお花は「まゆみ」と「クレマチス」です。
        「まゆみ」は、何とも可愛いピンクの実を付けています。
        この実を見ると、私は竹久夢二の描く女性を思い浮かべます。
        夢二がよく描いている、少し気だるげな大人の女性ではなく、
        「乙女」という表現がぴったりの、古風な初々しい女性です。
        そんな、レトロな気分を思い起こさせる枝に合わせたのはクレマチス。
        この深い紫色も、どこかノスタルジックな雰囲気を持った素敵な色です。
        今回は古いものが大好きな、私の趣味全開のお花です。
                                      早稲田 
                  

2007年10月2日火曜日

10月その1 とくさ、シンフォリカルポス、トルコキキョウ

今回のお花はトクサ、シンフォリカルポス、トルコキキョウです。
すっきりと伸びた「トクサ」を芯にして、
回りは華やかなピンクの同系色で統一しました。
今日の「トルコキキョウ」はことに華やかで、薔薇と見間違うほどです。
最近よく見かける「シンフォリカルポス」は白色もあったのですが、
せっかくなのでトルコキキョウと同系のピンクを選びました。
雑誌などで海外のお花を見ていると、
ピンクや紫のグラデーションでまとめてあったり
数種類のグリーンだけだったりと、単色使いが上手いなあと
いつも感心します。
今日はそれをほんの少し真似てみました。
                              早稲田
       

2007年9月24日月曜日

9月その5 ルスカス、トルコキキョウ 

         実のなっている枝ものが好きです。
         眺めていると、何となく豊かな気持ちになるから。
         ルスカスだけでも良いかなと思ったのですが、
         白いトルコキキョウが爽やかだったので、思わず手に取っていました。
         一種活けも好きなのですが、活け上がった状態を想像して、
         何種類かの組み合せを考えるのはお花の一番の醍醐味です。
         「今度はあの組み合わせにしよう」っていうのが
         頭の中に随分貯まってしまいました。
         どんどん生けて皆さんに楽しんで頂かなくては…。
         宜しければこれからもお付き合いくださいね。
                                           早稲田



               


2007年9月17日月曜日

9月その4 すすき、ソリダコ、コスモス

         今回のお花はすすき、ソリダコ、コスモスです。
         まだまだ京都の日中の残暑は厳しいです。
         でも夕方の雲の形や、道端の植込みから時折秋の虫の音が
         聞こえて来たり、季節は確実に秋に移りつつあります。
         秋らしいお花を選んでみましたが、寂しくならないように
         ソリダコをたっぷり入れました。
         秋の野原の雰囲気が出ていればいいな。
                                      早稲田
         
        

2007年9月12日水曜日

9月その3 グラジオラス

          今回のお花は「グラジオラス」です。
          茎のグリーンがみずみずしく、花弁は華やかです。
          つぼみがいっぱい付いているので、長らく楽しめそうです。
          
                                        早稲田

2007年9月11日火曜日

9月その2 ハブ茶、花なす

今回はハブ茶と花なすです。
お花屋さんでハブ茶という名が貼られていたのですが、
エビスグサといい漢方に使われる植物です。
さやの中の種子を煎ったものがハブ茶で、主に便秘に効くとされ、
視力の回復にも薬効があるとされています。
アップで撮ってみましたが、細長いインゲン豆の「ささげ」にそっくりです。
「柿の実」にそっくりさんの花なすと,「ささげ」にそっくりさんのハブ茶。
今回の活け花にお題を付けるとしたら、やっぱり『食欲の秋』ですね。
早稲田


2007年9月6日木曜日

9月 その1 雲龍柳、ソルボンヌ

お花屋さんで見た途端に惹きつけられたのが、この雲龍柳。
うちの会社は社長を始め全員、勢いのあるものがだ~い好き!
事務所に飾ると、天に向かってぐんぐん伸びているような雲龍柳を
やっぱりみんな気に入ってくれました。
花瓶に活けてからも、枝も若葉もまだまだ伸び続けています。
見るからにもの凄いパワーです。
ソルボンヌは事務所に持ち帰る時から良い香りがしていたのですが、
活けた途端、普段お花にあまり興味を示さないS氏が
「良い香りですね~」と一言。
ソルボンヌにも、やはり只者では無いパワーがありました!
早稲田

2007年8月30日木曜日

8月 その7 ホトトギス、グリーンパール

今回のお花は「ホトトギスとグリーンパール」です。
花びらの白地に紫の斑紋が、ホトトギスの胸の斑紋に似ていることから
名付けられたお花です。
グリーンパールの方は、黄緑色のピカピカした玉のような実で、
名前負けしていません。
枝からぽろぽろ外して糸を通せば、ネックレスに出来そうです。
少し秋めいた組み合わせになりました。
前回の「花なす」の実を枝から収穫し、籠盛りにして添えてみました。
プチトマトと間違えて、思わず頬張ってしまいそうです。
早稲田

2007年8月26日日曜日

8月その6 花なす、リンドウ


今回のお花は花なすとリンドウです。
と、その前に。毎回登場するこの花瓶のお話です。
この花瓶は、わだまんサイエンス開設の際、飼原宏氏がお祝いに
下さったもので、銘は「清秀」です。
シルバーがかった綺麗な水色で、どの色のお花とも相性が良く、
生けるお花を選びません。
小さな柿の実のようなオレンジの花なすと濃いブルーのリンドウとも
ばっちりマッチしました。
皆さんに楽しんで頂く「花便り」の機会を作って下さった飼原さんと
深堀社長に感謝しつつ、毎回楽しくお花を活けさせて頂いています。
そして拙いお花を見てくださっている皆さんに最大の感謝! 
早稲田

2007年8月19日日曜日

8月その5 トルコキキョウ


今回のお花は「トルコキキョウ」です。
お盆明けで花市場が連休らしく、お花屋さんがすべて閉店でした。
週明けから事務所にお花がないのは何とも寂しいので、探し回りました。
結局、「灯台もと暗し」の言葉通り、事務所の近所のスーパーでやっと
お花が買えました。やれやれです。
こんなときにもお花を売って下さっているスーパーに感謝!です。
早稲田

2007年8月15日水曜日

8月 その4 とうがらし


今回はお日様のパワーを一杯に受けて、真っ赤な実を付けた「とうがらし」です。
赤い実は元気の象徴。そんなとうがらしを花瓶いっぱいに活けました。

見た人全部が元気になりますように!!

早稲田

2007年8月9日木曜日

8月その3 鬼灯、すかしゆり 

今回のお花は鬼灯(ほおずき)とすかしゆりです。
鬼灯の実のオレンジ色と葉の薄緑、すかしゆりの黄色が素敵な
グラデーションになりました。
オレンジ色の形も可愛いのですが、「鬼灯」という漢字が好きです。
見ているだけで、なんだか昔話めいた物語が浮かんでくるような妖しくて
素敵な漢字です。
枝から落ちた実は花弁を破って、中のまあるい小さな実が見えるように
飾ります。 可愛くて、捨てるなんて出来ません。
これで夜、窓外に花火でも上がればperfect!
正統派「日本の夏」の出来上がりです。
早稲田

2007年8月6日月曜日

8月 その2 モンステラ、ブルースター

前回のお花で、モンステラがまだ生き生きとしていたので、引き続き登場です。
合わせたのは、薄いピンクとブルーの小花が可愛い、ブルースターです。
葉っぱもお花も全体的にほわほわした産毛に包まれていて、まるで柔らかな布でこしらえたような人工的な印象を感じる植物です。
自然の生み出す力って本当に不思議ですね。どうしてこんな綺麗なものができるのでしょう。小さな5弁の花形から付けられたのでしょうか、「ブルースター」というネーミングも素敵です。
ぼんやり眺めていると薄紫になった明け方の空に消え残っている星に見えてきます。
真っ青な日中の青空の次に好きな、空の色です。
早稲田

2007年8月2日木曜日

8月 その1 モンステラ、カラー、とうがらし

暑い季節は、お花を活けるのもすっきりが一番。
今回は、大きなモンステラに薄黄色のカラー、赤い実を付けたとうがらしです。
どれも直線的で、うんとすっきりしました。
ピカピカ光ってるモンステラの葉っぱを眺めていると、花瓶から抜いてお盆に載せ、お皿に見立ててお料理を盛り付けてみたい気分です。
鯖寿司が良いかな、それともチキンのエスニック風、う~んフルーツの盛り合わせも良いかも…。
お腹がすいている時は、果てしなく空想が広がります。
そんな楽しい考えごとをしながら活けてみた今回のお花でした。
アナタナラ、ナニヲモリツケマスカ?
早稲田

2007年7月28日土曜日

7月その4  蔓うめもどき、アクティバ

京都は本格的な夏を迎え、日中は茹だるような暑さです。
日傘を差していても、激しい日差しに肌がぴりぴり痛みます。
こんな季節は、お花を選ぶのも一苦労。皆が帰った後の事務所は、風も通らず、きっと蒸し風呂のような暑さになっていることでしょう。
弱いお花だと、一晩で、シオシオノパー(ブースカ知ってますか?)です。そこで「蔓うめもどき」です。小さな青い実が涼しげで、ピンクのアクティバと合わせると、なかなか力強いお花になりました。
横に伸びたつるを切るのはもったいないので、長~いままです。
事務所のみんな、あたらないように気をつけてね。
早稲田

2007年7月23日月曜日

7月 その3 モンステラ、カーネーション

今回は、グリーンが目に鮮やかなモンステラの葉と、シックな色合いのカーネーションです。
数年前からバラやカーネーションなどで、深~い真紅のものがお花屋さんに出回っています。
普通、お花といえば明るい綺麗な色のものが主流だったので、初めてこの色合いを見たときは、驚きました。
でも何とも言えない深いシックな色調を見ていると、古いセピア掛かった写真を目にした時や、昔のフランス映画を見ているようなノスタルジックな雰囲気が楽しめて、だんだん好きになりました。
写真ではなかなか上手に写せなくて、皆さんにお伝えできないのが残念なのですが、結構ステキかも。(ウフフ…自分で言っちゃいました)
うちわみたいなモンステラの大きな葉っぱも夏らしくて好きな花材の一つです。
年々、お花の種類も増えており、組み合わせの楽しみが広がります。
早稲田

2007年7月16日月曜日

7月その2 糸ススキ、リンドウ、姫檜扇、川原撫子


今回は、糸ススキがメインです。

お花屋さんで、涼しそうな「糸すすき」に惹かれたので、これに合わせて繊細なお花で全体をまとめてみました。
オレンジ色のお花は姫檜扇、足元の薄ピンクのお花は川原なでしこ。いずれもはかなげで、優しく女性的な雰囲気のお花です。

雨模様のお天気が続いているせいか、選ぶお花も内向的になってしまいました。
そこで、力強いリンドウの登場です。濃い藍色が、ぼんやりしていた全体を、きりりと引き締めてくれました。頼りになるなあ。
晴れ渡った雲一つない青空、見渡す限りの紺碧の海、私の大好きな青の世界です。
もうこれ以上各地に雨の被害が出ないで、早く平和な青空が日本中を包んでくれますように。

早稲田

2007年7月6日金曜日

檜扇


7月に入って、京都はいよいよ祇園祭の季節です。
祇園祭りは、別名「屏風祭り」とも呼ばれます。
普段は質素にしつらえている鉾町の商家が、この時だけは代々受け継いできた屏風を飾り、道行く人々の目を楽しませる。
そんな風習から、檜扇を屏風に見立てて、活けられるようになったそうです。
宵山や宵々山の賑わいの中で、鉾や山を見て歩くのも、お祭り気分を満喫できますが、人ごみが苦手な私の楽しみ方は少し違います。
朝、まだ人通りの少ない時間帯に、ゆっくり鉾や山を見て回るんです。
きれいな空気の中、静まり返った通りで、鉾に掛けられた古い異国のゴブラン織りの布や、年季の入った木製の本体を間近で見るのは最高の贅沢。
さあ、今年も早起きをしていっぱい見て回ろう!
早稲田

2007年7月4日水曜日

番外編

春に買ったミニバラの鉢植えが我が家のベランダで2度目の花を咲かせてくれたので、事務所に一輪お裾分け。

毎朝ベランダで空を眺め、外気を吸いながら、エアコンの室外機の横に並べたいくつかの鉢植えに水やりをしています。
普段から独り言の多い私ですが、この時間がMAX!
うわ、新しい蕾が出てる!いや、またこんなに蔓伸びてるやん。等など…。
花が終わってほとんど丸刈りにした紫陽花が芽吹き、あっという間に大きな葉っぱに成長したり、ぐんぐん蔓を伸ばすアイビー等を観察していると、草花の生命力の強さに毎日感動です。
室外機の熱風で鉢植えが痛んでしまうのでクーラーは我慢。
リビングはちょっと温室状態です。
でも可愛いこの子たちのため、暑さもなんのその。
毎朝、空と植物からパワーを頂き、一日がスタートです!
早稲田

2007年6月29日金曜日

6月 その3 すぐり、ベル鉄扇、なでしこ


すぐり、ベル鉄扇、なでしこ

暑さが厳しくなるにつれ、目にも涼やかさを求めてしまいます。

今回はあぶらどうだんをベースに、赤い実をたわわに付けたすぐり、きりっと引き締まったベル鉄扇、愛らしいなでしこを選んでみました。

木漏れ日の差す緑の木立の中、紫の鉄扇柄の夏着物に赤いすぐりの実の模様の帯を締め、淡いピンクの日傘を差した凛とした女性をイメージして活けてみました。やっぱり、日本っていいなあ。京都の夏の暑さは厳しいけれど、それだけに涼しさを演出する工夫のしがいがありますね。

2007年6月22日金曜日

6月 その2 アワとひまわり 


今回のお花はアワとひまわりです

この季節お花屋さんに行くと、色とりどりのお花に囲まれて、あまりの種類の多さにしばし楽しいお悩みタイムです。

雨の多い毎日、明るい太陽が恋しいからついつい元気の出るお花に目が行きます。

元気なお花といえば、やっぱりひまわり!

相棒には、怒った子猫のしっぽみたいにちょっとコミカルな形のアワの穂を選んでみました。

さあ、太陽のお花から元気をもらって今日も頑張ろう!

早稲田

2007年6月19日火曜日

6月 その1 ひめガマと芍薬


「わだまんサイエンス」事務所に活けているお花を紹介させていただきます。

季節の香りをお楽しみいただければ幸いです。

今週はひめガマと芍薬です。

天に向かって真っ直ぐに伸びるひめガマは、梅雨の曇り空の中で優しい力強さを感じさせてくれます。

また淡いピンクの芍薬は、幾重にも重なった花びらに華やかな香りを包み込み、思わず日に何度も顔を近づけてしまいます。

少しずつふくらんできたつぼみが開くのももうすぐです。


ああ、なんて幸せな待ち時間。


早稲田